おやき

受け継がれてきた伝統的な郷土の家庭料理:画像©とんがり戸狩

味噌や醤油で味付けした野菜や山菜を、練った小麦粉で包んで焼いた素朴な食べ物「おやき」
素朴なイメージから、山が多く雪深い長野県全域の郷土食のように認識されていますが、元々は冬季の降雪量が多い当地北信~安曇野にかけてが発祥で、古くは縄文時代から食べられていたとも伝わっています。

おやきの餡は家庭によって様々:画像©とんがり戸狩

餡は包む前に炒めるので、おやき1ツで想像できないくらい大量の野菜が摂れ、包む小麦とあわせると栄養価的には「完全食」。包まれる餡・具に決まりは無く、もっとも一般的な野沢菜や茄子、普段の家庭では切り干し大根やおから、きのこ、かぼちゃの煮付けなど、前日の惣菜の残りや冷蔵庫の野菜くずなど何が入っていてもOK。
囲炉裏の灰でのうずめ焼きが伝統的な焼き方ですが、蒸す、炙り焼く、鉄鍋(フライパン)で焼く、焼いてから蒸すなど、作り方も家庭で様々です。

戸狩旅行で「おやき」を楽しむ

もしかしたらお泊まりになる宿のおばちゃんがおやつ、お茶うけに出してくれるかもしれません。
長野県内でも上高地や松本城、善光寺などの著名な観光地では「おやき」専門の店舗も数多く見られますが、地元人にとっておやきは家庭で作って食べるもの。ゲレンデ食堂を含めて戸狩でおやきを看板メニューにする店があるはずも無く…(例えばそばとセットでなど、全く無い訳でもありませんが…お土産用として「冷凍おやき」の販売はあります♪)

戸狩旅行の道中、道の駅「花の駅・千曲川」や、JR飯山駅の「パノラマテラス」、戸狩野沢温泉駅などでお楽しみください~(コンビニでも売ってますw)